若者の意識に関する調査

2016/05/02

内閣府発行の「平成26年版 子ども・若者白書」によると、日本の若者は、諸外国と比べて,自己を肯定的に捉えている者の割合が低いとなっています。

hakusho

少子化が進行している日本にとって、若者はとても貴重な宝ですが、若者自信が自己肯定できないという状況は、とても残念だと思います。確かに一人ひとりの成長のスピードや、能力には個性があり、全員が同じではありませんが、一人ひとり長所をもっており、その強みを大切に育成することがとても重要だと思います。

若者が成長するためには、的確な目標設定を立て、努力した結果、成功体験を積み重ねることが重要だと思います。

マズローという心理学者がいて、人間のもつ欲求は、低次から高次に向かって、5段階あると述べています。低次から、順番に

①生理的欲求

②安全の欲求

③所属と愛の欲求

④尊厳の欲求

⑤自己実現の欲求

低次の欲求が満たされて、高次の欲求にステップアップするという理論です。高次欲求である⑤自己実現の欲求は、自ら向上を図りたいという、人間の無限の可能性を引き出す段階です。この段階にもっていくには、低次の要求が満たされた上で、的確な指導とともに、最高次の段階へと的確に導くことはとても重要なことだと思います。

小さな目標を立て、努力して、小さな成功を体験する。それを繰り返しながら、より大きな目標に向かって、大いに努力して、大きな成功を勝ち得るという、正のスパイラルを繰り返すことによって、必ずや達成できると思います。

例えば、3段の跳び箱飛ぶ能力を持っているお子さんをいきなり5段の跳び箱を飛びなさいといっても、辛いだけです。的確な指導とは、時間的空間的に的確な位置に、踏み台をおいてあげるということだと思います。それによって、5段の跳び箱が飛べれば、成功体験をもてるということです。成功体験は、子供の成長にはとても重要なことだと思います。

教室では、常にそのことを念頭に、生徒さんをサポートしていきたいと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。

5Sとは?

2016/04/24

5Sという概念があります。5Sとは、

①整理

②整頓

③清掃

④清潔

⑤躾

これらの頭文字はSから始まるので、5Sといいます。

もともと工場の生産性や信頼性を5Sの観点でみると、よくわかるというところから使われた言葉らしいです。

最後の⑤躾は、簡単にいうと標準化、ルール化といったものです。漢字で”躾”と書きますが、体を美しくするということを意味するように、この世のルールや仕組み、常識といったことをしっかり学んで身につけるということはとても重要なことだと思います。

勉強においても、ルールがあります。英語や算数、数学等で学ぶことは、基本的にはルールです。しっかりルールを学べば、テストの結果も自ずとついてきます。

単に、生徒さんが、我慢して躾とか、ルールを学ぶだけの勉強方法だと、モチベーションは続かないです。勉強に対するモチベーションを継続さえできれば、勉強は、誰でも好きになれます。

モチベーションを継続するためには、成功体験を味わうことが重要です。人間の脳は、よく出来ています。勉強に対して、結果が伴ってくると、つまり成功体験を味わうと、脳内物質であるドーパミンが分泌されます。これは、脳にとって、ここちよい状態なんです。

この成功体験を継続できれば、生徒さんの無限の可能性が引き出されていきます。勉強が楽しいと思えるようになってきます。そして、勉強に対する意欲が加速されていきます。

その魔法をいかに引き出していくか、これからも教室の講師一同、チャレンジしていきますので、何卒よろしくお願いします。