2019年茨城県立高校入試合格を目指して

2018/10/01

こんにちは。レインボーおまかせ塾からの投稿です。

先日、中3受験対策クラス懇談会を実施いたしました。

 

保護者様全員とお話が出来て、とても感謝でした。日頃のお悩み事を聞くことができて、授業にもフィードバックさせて頂きたいと考えていますので今後共何卒よろしくお願い致します。

さて、その懇談会で、提出させて頂いた資料を以下に掲載致します。

――――――――

目標設定:県立高校の志望校合格を目指して、5科をバランスよく安定的に平均80点を獲得する

 

1.はじめに

5科目受験(各科目50分100点配点)

各科目で、問題は(1)サービス問題(2)標準問題(3)難問に分類される。

→目標達成するためには、(1)、(2)は確実に正答する。

→対策:過去問を使って、各問題の正答率50%以上は、確実に正答する。

→P(計画)D(実行)C(評価)A(改善)を回す:間違った問題の分析を行う。原因を明確に対策を立て実行する。

原因は、単にケアレスミスというレベルで済まさず、知識が不足していたのか?問題の読み間違いをしたのか?等々、詳細に分析し、次回に向け再発防止のための対策を講じる。

→間違えた問題は、「間違いノート(マイノート)」に記載し、原因と対策、日時を記録し、間違いを繰り返さないことで、作業品質を改善していく。

 

■過去問は最良の教材

何故?→それで、出題者が合格者を選定するための基準を示しているから。毎年、出題傾向は大きく変わらない(逆に変える理由はない、出題パターンが変わるということは、出題者が過去問を否定するということ。否定するためには、新指導要領に変わったから等の大義名分が必要。だから2019年の問題も過去問の出題傾向を踏襲せざるを得ない。)

 

■過去問をどのように活かすか?

→答えを暗記しても意味が無いが、出題のパターンを記憶し、対策することは意味がある。

→各科目、論点別に時系列で過去問を学習すると出題パターンが分かり、何をどのように聞かれているか?を理解することが出来る。また、苦手論点を克服することが出来る。

→因みに、これが受験対策クラスの狙い。

 

■2019年3月初旬の本試験で最大パフォーマンスを発揮するための全体マネジメント

(1)科目平均80点の得点を作るためのマネジメント

→問題の難易度が分かるレベルまで、過去問を使い込む

→50分のタイムマネジメント(正答しなければないらない問題を時間をかけずに片付ける。難易度が高い問題は、時間対得点で取捨選択する)

→統一模試で50分/科目×5科の上記のタイムマネジメントをシミュレーションする。

 

2.英数国のワンポイントアドバイス

(2-1)国語

■基本は設問に関する読解力

設問は、出題者の指示である。例えば、H30年の茨城県高校入試の国語の文学的文章の設問で、「・・・そんなこと、ない。ない、はずです とあるが、この時の畑中の気持ちを、文章中の言葉を使って45字以上、50字以内で書きなさい。」という問題があった。正答率は、3.7%で難易度の高い設問。この設問をどのように処理するか?について、以下説明。

(1)設問の題意を正確に読解する(すなわち畑中の気持ちを45字以上、50字以内で書きなさいという指示を理解する)

(2)畑中の気持ちを表現できる手段は、畑中自身の発言以外にはない(他に誰も畑中の気持ちなんか正確にわからないということ)ので、畑中の発言から、根拠となる箇所を探す。

(3)根拠となる箇所が抽出できれば、制限条件に従って、編集する。その時、解答には、「・・・・の気持ち。」という体言止めで編集することで、出題者の指示に忠実に従っていることを出題者にアピールすることが重要。

 

これらの一連の解法プロセスは、問題を解くというのではなく、むしろ出題者の指示に忠実に従うということ。(創造的な解答は全く不要。問題本文に書いてあることを忠実に抽出するだけの至ってシンプルな解法プロセスである。)

このようなトレーニングを愚直に積み重ねることで、作業品質が向上出来る。このスキルを身につけることで、国語だけではなく、他の科目の読解力のスキルも向上する。つまり、ミスリードによる失点を回避することができるということ。

 

(2-2)数学

■数学の文章題の対処方法

数学の解法プロセスは、次のように考えると良い。

(1)設問の題意を正確に理解する(何を求めよと指示されているか、先ず理解する)

(2)求めるべき目標が分かれば、目標に関する制約条件が記載されているので、その関係式を題意に沿って、組み立てていく。

つまり、解法の設計をするということ(目標の数値を算出するために、後から前への逆引きの設計図を作成するということ。これが計算する前の重要なプロセスである)

(3)最後に、計算する

 

難問になる程、関係式が複数個必要になるので、個々に分解して、必要な知識を頭の中にある引き出しから抽出して、それを解法手順に組み入れて、設計図を作成する。試験当日、上記(2)が出来なければ、潔く、その問題は難問と割り切り、捨てる。(50分の時間の中で、正答できる問題の時間を浪費することになるため)

 

(2-3)英語

■入試対策の基本は、時制、文法力と語彙力

→英語の標準問題で試されるスキルは、時制、文法力と語彙力

(尚、リスニングは、レインボーの生徒さんはよくできるので、既に合格点レベル)

 

■長文読解

→国語の文学的文章の解法と類似している。設問から解答の根拠となる箇所を抽出することや、正誤問題の作り方も類似している。

→現在、受験対策クラスで練習中。

 

■英作文対策

→上記の基本に加えて、型を覚え、予め準備しておくことが重要。

→題意の指示に従って、予め準備していた型を使う。尚、国語の問題と同じだが、題意を外すと、0点確定となるので注意する。