小学校5年生 算数クラス 4月報告

2018/05/02

4月は、小数のかけ算、わり算を学習しました。整数(自然数)のかけ算、わり算は生徒さんは慣れているので、小数を使った場合も、整数の計算と対比しながら、学習するとスムーズに理解することが出来ました。一般に新しい知識を学ぶときは、既存の知識と比較することによって、新しい知識を理解し易くなるものです。具体的には、1.3×1.8=2.34ですが、1.3を十倍して13、1.8を十倍して18と考えて、13×18=234は、整数のかけ算で既知の知識で計算できます。そして、各々の数字を10倍したのだから100倍大きい数字になっているので、100でわることによって、答えは2.34となるよね。といった具合です。

次に文章題についてですが、文章題では何が問われているのか?について正確に理解することが重要です。基本的に、何を(What)、どのように(How)が文章題の指示としてありますので、その箇所を鉛筆でマークすることを教えています。文章題といっても、まだまだ簡単な問題ですが、複雑な問題になる程、この基本をしっかり身に着けておかないと、駄目なんです。そして、目標が定まったら、答えを導くために、解答プロセスを設計していくことで難解な問題でも解くことが出来ます。解答プロセスが定まったら、次に計算していくのですが、人間ですから計算ミスをおかして誤答になることもあります。それを防ぐためには、複数の計算プロセスを知っていると検算して正答である確率を高めることが出来ます。いろいろと教えたいことがあり時間が不足していますが、一番重要なのは、生徒さんのモチベーションの維持です。この点については、長くなりますのでまたあらためて報告することにします。