公平性をもって、大切な生徒さんの能力を伸ばすには

2016/10/15

当英語教室に長年通って頂いている大切な生徒さんの中で、英語の読みがどうも苦手という方がおられます。英語が読めないから、書けないという因果があることも事実です。そのような生徒さんも何とかしたいという思いで、日々挑戦しています。

英語は、まず耳から発音が入ってきます。幼少の頃から、英語環境にいると自然と耳から英語の発音が入ってきて、英語が親しみ易くなります。

人それぞれ長所を持っており、当英語教室の方針は、如何に長所を伸ばしていくかです。そのためには、如何に英語学習に対するモチベーション(動機)を高めていくかです。モチベーションを高めるには、如何に生徒さんのやる気を引き出すか?です。やる気を引き出すためには、小さな成功体験の積み重ねが重要で、自分はやれば出来るという自信を如何に体得して頂くかが重要と考え、スタッフ一同、日々教育現場の中で対応しています。

英語のみならず、学問を学び続けるためには、先ず読む力が重要です。学習のプロセスには、読んで→考えて→書くという能力が繰り返し使われますが、読みが苦手なお子さんは、まず初めのステップでつまずいて、なかなか英語力が伸びないというハンデを持っておられます。

当英語教室では、他にいろいろ優秀な能力をお持ちなのに、なかなか英語力が伸びないハンデを持っているお子さんが如何に英語の読む力をつけさせるか?という課題について、様々な研究をしていますが、特にフォニックスという分野にフォーカスした研究をしています。
フォニックスとは英語の音と綴りの関係の教授法です。
1990年代までは たくさんの本やカードを見て読み方を予測して覚えるlook-and-say と whole-languageというものでした。 それが 1980年代後半から analytic phonicsという分析して理解していくものが編み出され それが今までの主流となっていました。 それでも そのanalytic phonicsのやり方だと習得までにとても時間がかかるという欠点があります。

現在研究中の phonicsは synthetic phonincsというもので 2010年頃から広がってきて 一つ一つの音をまず入れて定着させそれを組合せるやり方です。
英語でも 日本語でも 読み書き困難なお子さんはいます。英語では ディスレクシアDyslexia といいます。  現在研究中のやり方は ディスレクシアのお子さんにも効果が出ています。 一つの音を覚えるのに お話や 5感をつかって 定着させていくものです。
レインボーでもこの方法を特に小学生に試したところ なかなか好評です。
従来の analytic phonicsで 今までやってきましたが やりつくせないところや 覚えきれないところがあり どうしても理解の苦手な生徒さんがよくわかるところまでたどり着けませんでした。 ですのでこの方法は 一筋の光のように思えます。 また 年齢の低いお子さんでも 理解がされれば十分に早く読み書きが導入できそうで そうなると 小学校でもかなり内容の深い学びができることが予想されます。

特に外国語学習の場合ある程度音に慣れても読み書きができないと それ以上進めないことがあります。 また外国語として触れている英語は 音で聞いてわかった後  自分の力で進めるには 読み書きの要素がさらに必要とされます。 ですから 文字と音の関係がわかるということは セルフスタディができることになり 皆さんの力を早い段階からさらに伸ばすことができます。

このメソッドは、読み書きが苦手なお子さんはもとより、それが得意なお子さんも、更に潜在能力を引き出せる強力なツールとなると考えています。

グローバルな人材育成について、公平的な見地で、大切な生徒さんが自律して社会に羽ばたける様に、レインボーは更に、チャンレンジしていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。